整体操法(施術)の流れをご紹介します。
整体操法の目的は、その人の不調や痛みを単に取り除くことではなく、身体がどのように変化したらその人本来の自然で生き生きとした姿勢になるのかを考え、それを感じながら進めます。
身体に最小限の刺激、かつ今必要な個所だけを触れていきます。たとえば首に症状が出ていても原因が首でなく腰にあれば、首は直接刺激せず、腰だけを変えて終わることもあります。
また、腕を骨折した場合、折れた骨の整復をするだけでなく、お腹も必ず触れます。お腹の状態を見ることで骨折した個所の今後の回復具合の良し悪しが判断できるのです。
ここでご紹介するのは一例であり、人により、また同じ人であってもその日の身体の状態により手順は異なります。
整体は、『命』に対する礼ということを大切にします。お互いに礼をして始めます。
正座になっていただき、首、頭の緊張、左右差を観察します。
背中に触れ、背骨の弾力、体の使い方の偏りなどを観察し、急所をとらえて調整していきます。
お腹を調整していきます。『万病は腹中にあり』と昔から言われるほど、全身の症状はお腹に現れます。
再び背中を調整し、腰回りを調整します。
最後に、後頭部を締めます。